2017年7月23日日曜日

孫一 理由なき反抗

himawari by free sozai
「たべなさ~い」というママの警笛に知らん顔する孫一、近頃テーブルマナーなどなきに等しい状態が続く孫一家です。知らん顔、聞こえないふり、お母さんを無視しておばあちゃんにウインクしたり,「今たべようとしたところ!!」と言い訳まで・・・「スプーンをもってたべなさ~い」には、両手でスプーンを握りしめシャベルのようにお皿をつついてみせます。 これにはみんなアングリ。
要求がとおらないと天井に向かって大きく口をあけてワオ~ンワオ~ンとほえます。
 食事中、手も足も体中じっとしているのが我慢できない様子です。テーブルにはいつの間にかおもちゃの飛行機が同席し、気が付くとスプーンで飛行機に食べさせたりしています。「手で食べなさい!」「落とさない!」みんなの声もしだいに震えてきます。
おばあちゃんはいつ食べたか忘れてしまいしばらくするとまたつまんでいたり
してます。これから夏も本番、暑さ対策よりも食事対策に頭を抱えてしまいます。
 私の小さい頃の夏の食事の風景は、すだれがかかる窓際のちゃぶ台に一家がそろい
おちゃわん、お箸、お皿、お椀などがきれいに並び、テレビはなくちんまり座布団に
座るおばあちゃんを囲んで静かでした。企業戦士の父は家族団らんは日曜日くらい。子供はかいがいしく働く母親を手伝うのが当たりまえでした。たぶんその風景は小学校の頃のことでしょう。3歳の孫一の頃にはきっとおばあちゃんの膝に静かに押さえつけられていたと思います。細腕だけど箪笥は一人で動かしてしまうおばあちゃんの力は強かったです。
ごはんつぶが残ると「汗水流して作っているお百姓さんに申し訳ない」とおばあちゃんの
圧倒的リアルな発言に子供はしゅんとしてしまいます。
 今のおばあちゃんにその威力はありません。情けないような・・・
と少し反省しますが結局「まっ いいか!!」「次、頑張ろう」と先延ばししてしまっています。そうこうするうちに孫一は我慢できない男子に成長してしまうのでしょうねえ。
くわばら。くわばら。お母さん!一緒にがんばろうね。

 

バイバイ 私の60代

 この「暮らしを紡ぐ 異・職・柔・遊ぶ」のブログを書き始めて10年272のコンテンツになりました。10年一仕事というわけで店じまいをすることにします。これもけじめかなとおもいます。 バイバイ60代!私にとっての節目の季節に二人の師匠がなくなりました。9月には、カトリック教会の森一...