祈りの形 住吉大社 七夕飾り |
大阪住之江 住吉大社にゆきました。 遣唐使発祥の地でもあり、歴史も古く大きな石燈籠に囲まれ、大社は、にぎやかさ明るさの中にも厳かな雰囲気を漂わせていました。大社内を順繰りに回りながら手合わせる人たちは、観光客ではありません。こうして今も昔もお祈りする場を大切にしてきていることが新鮮に思えました。大阪は、神社がよく似合います。京都は、お寺さん 東京は・・・教会かな 根拠なき印象ですが。
大阪から帰る日 元首相が凶弾に倒れたニュースが日本中を席捲しました。マスコミは、しばらくこの話題で持ち切りとなり、その後行われた参議院選挙結果の吟味もそこそこになってしまいました。あれから2週間。今マスコミのターゲットは、元首相と犯人の背景にある某宗教団体です。
このブログのタイトルに三位一体としたのは、政治・社会・宗教の関係の深さを示そうと思ったからです。この関係を監視する役割がマスコミにあると私は思います。某宗教団体は、過去にも大きな社会問題として報道されました。それを思いだし監視の役目をはたしてこれなかったマスコミや社会の問題を考えずにおれませんでした。マスコミにかかわる人たちも日本社会も、宗教に立ち入ることへの怖れがあったのでしょう。
ビジネスでよい関係をつくるには、政治と宗教と野球の話は、するなと職場でよくいわれてきました。なるほど熱くなる話題ですが、相手を知る重要なキーワードです。知ってこそ相手とのソーシャルディスタンスを知ることができます。 その対話の場がfaace to faceからスマホを通してネット上に移ってきているのが現代です。熱くなる話題も多様になってきていますが、その場の話題が深まることは、期待できません。
「あなたの信じているものはなんですか」と聞くと「自分です。」と答える人は、多いと思います。大正生まれ、28歳で終戦、戦後混乱期から高度成長期へ家族を守り生き抜いてきた父もそう言ってはばかりませんでした。戦後75年 敗戦を認めない社会、憲法が変わるかもしれない社会に生きる戦後世代のシニアは、face to faceを避け、信じることに後ろ向きで、自分すらもままならない若い人たちとどう接したらよいのか戸惑うばかりです。今回は、戸惑いながらその一端を担ってきているという反省を込めて書きました。
祈りの形 カトリック教会内部 |