水害の長野の果樹園にお見舞いに行きました。仮住まいの中、果樹園と被災された家屋をみせていただき被災当時を追体験した思いで帰ってきました。周辺に山積した多量のゴミは、農業ボランティアの活躍もあってほぼ片付いていていました。穗保よりやや北側の地域でしたので道路も舗装され決壊箇所の修復も完成しているとのことでした。川沿いは広い地域にわたり工事中の旗やショベルカーが点在しています。雪空。雪が舞っていました。果樹園は、落とされた林檎で埋め尽くされています。「手で払って落としました。」といわれるご主人の声に力がなかったように感じました。おいしい林檎でしたので今年は口にできないとわかるとかえって恋しい味になるのが人情です。これだけの林檎がたわわになっている木の姿がみたいと思います。収穫寸前の果樹園を襲うなど自然とは残酷なものと改めて気づかされる思いでした。「被災から1週間がつらかった。」払い落とされた林檎と寒風が流れる根太だけになってしまった母屋の中で言い尽くせない重さを感じる言葉を聞きました。
あれから4か月 家の改修のめどがたちつつあり、1月から今秋の収穫に向けて準備を始めようかというところとのこと。前進あるのみ! 私もまたお見舞いに来ますよ。
もう近くの山々は雪化粧。暖冬とはいえこの地域が雪に包まれるのももうすぐです。雪をかぶって林檎の木の根が癒され、寒風で一日もはやく床下が乾燥して家の改修に入れますように。
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