雪中遊禽図 伊藤若冲筆 絵葉書から |
オ シドリのようにいつも一緒に行動するとはいかない我家。好みも違い、どうして結婚したのか、お互いときどき首を傾げたりしています。結婚のきっかけは、結局勢いということになるのでしょうか。二人で外食を楽しむ趣味もなくそろそろ40年になりました。それでも共通の知り合いとなれば話は別、いそいそと二人で出かけてゆきます。少し先を行く先輩ご夫婦の姿には、学ぶものが太いにあるというもので楽しいランチのテーブルを囲むことができました。
さて、令和日本の平均寿命は、83歳です。孔子は、70歳の自分の人生を振り返りマイルストーンの名言を残しましたが、現代人の人生80に当てはめれば 不惑は45歳、天命を知る57歳、耳順う69歳、己の欲するところに従い矩を超えない80歳ということになります。迷い続けた40代、天命を知らない50代、60代退職してやっと峠を越えたと思っていましたがほんとの峠はまだまだ先のようです。
話は飛んで2種類の「先延ばし」のこと。2種類とは、「期限がある先延ばし」と「期限がない先延ばし」。宮使いから離れるとこの「期限」とは縁遠くなるというものです。それでも蟻族の悲しい性でしょうか、「期限」に追われていたい気持ちやいつか期限付きの仕事が回ってくるような気がしたりして、いまだ「期限のある仕事」に未練を残しています。「期限がある場合」は、土壇場でエンジンがかかり、その勢いでいろいろな仕事ができ、達成感を持つことができました。「期限」のお蔭です。もう土壇場、火事場の馬鹿力などないのは十分わかっているつもりです。
問題は、「期限がない場合」。それを理由に遊び続けることもできます。 「遊びをせんとや、生まれけん」の境地にいたるか、「天命を知る」60代を過ごし、耳順を経て「己の欲するところに従い矩を超えず」となるか。まだまだどちらにも魅力を感じます。
問題は、「期限がない場合」。それを理由に遊び続けることもできます。 「遊びをせんとや、生まれけん」の境地にいたるか、「天命を知る」60代を過ごし、耳順を経て「己の欲するところに従い矩を超えず」となるか。まだまだどちらにも魅力を感じます。
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