化石採掘の瑞浪版 イギリス海岸
6月もそろそろ終わり、雨模様・空模様が気になるところです。友達に誘われて
多治見・土岐・瑞浪を周遊しました。運転手は私。友達が、隠居山とそこで発掘
された「パレオパラドキシア・タバタイ」という哺乳動物の化石一体発掘の話を、
してくれたのがきっかけで、ワンデイドライブツアーとなりました。隠居山の頂上
は砂岩の白いきれいな禿げ頭、多治見市内が眺望できます。ここで発掘された
パラオパラドキシア・タバタイはジュゴンの仲間のようです。 1700万年前の
この辺りは見渡すばかりの海でした。パラオパラドキシア・タバタイが多数生息し
悠然と海中を散歩していた様子が多治見の市街地と重なって楽しいひと時を過ごしました。
そのあとは当然のように瑞浪市化石博物館を見学し、化石採集海岸にもゆきました。
愛知・岐阜はほとんど海だったことが実感できる展示です。
海が引き陸地が見えて人間の生活が始まった証の古墳は隠居山の近くにありました。
住宅街にひっそり埋もれる古墳も高齢になられたボランティアの方たちにひっそり守
られています。とかく歴史というと戦国乱世が面白く語られがちですが、国土の成り立ちから
始まる歴史も知ると「国」を超えて気持ちが大きくなります。日本なんて海の中です。
友達はその後岐阜で遊び長良川で石拾いをしました。Eテレで放送されてた「長良隕石」を
見てびっくりした友達から「もう一度ゆくぞ」とメールがきました。「長良隕石」は、
宇宙の始まりの爆発のかけらの可能性が高いらしく出演者がみんな興奮しているのが印象的
な番組でした。映像とは悲しいもので「隕石」は鉄の塊なので????。手に取るとオーラ
があるのだろうと想像するしかありませんが鉄の塊というのがすごいらしい。
まだ見つかる可能性があることもわくわくします。川原に週末人が殺到しそうです。
化石といい、隕石といい、人間社会に疲れている私には「ファイト 一発!!」
の価値がありました。昨今の希望の持てないニュースや報道番組、空笑・冷笑の蔓延
しているバラエティー番組に対抗してもっとこうしたわくわくする番組があっても
いいですね。ゴールデンタイムに・・・。
|
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。