2019年6月17日月曜日

年金炎上

 完全退職から3か月。生活時間もおちついてきたところ。降って湧いたような年金話でニュース解説番組は、にぎやかです。多額の預金がないと老後の生活に不安どころか生活が成り立たないといわれていますが・・ アメリカ人の婿は、預金するということより人生いかに楽しくお金を稼ぎ、使うかというところにフォーカスしている
ように見えます。この話題はお国柄で片づけたくなります。
 退職してからの生活で一番の違いは、なにかというと自分のための時間が増えた
ことです。今までは、家事以外に1日8時間は仕事に費やしているわけで、仕事の内容
によっては8時間どころではなく1日中、いや年間とおして仕事に時間を占有されていました。 それが35年も続いたのだから大したものです。今振り出しに戻って家事や家族だけでなく自分のことに時間が使える幸せを感じています。ときどき35年間で経験できたこと学んだことも大きかったけれど、それと引き換えに家族の時間、自分の時間や問題を犠牲にしていたのでは?と思うこともあります。
 これからの若い人たちには、家族や自分の時間を犠牲にしないと仕事ができないという社会や「働くもの食うべからず」の価値観に押しつぶされないでほしいと思います。
「頑張ります」という言葉より「楽しみたい」という言葉がフィットするのも時流でしょうか。アスリートの人が「試合、ゲームを楽しみたい」とインタビューによく答えていますが自分だけが楽しむのではなく、周囲の人もその楽しみを味わえてこそ、ほんとの
楽しみではないでしょうかねえ。
 「お金がなければ生活できない」という価値観から「なければないなりにやる」知恵をもち、「お金がなくても楽しい生活はできる」という価値観をもっていれば、タンス預金にしがみつかなくてもよい社会になるのではないかと思っています。戦国の昔から埋蔵金を増やすのにフォーカスする遺伝子が今も生きているのかもしれないと思わせる政治家の発言の数々。
 私の幸せ、あなたの幸せ、それぞれ幸せは違うけれど、だれもが幸せを考える生活の基盤をつくるのが政治ではないのでしょうかねえ。税金をそのために配分しているのでしょうか。その方が心配です。


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

バイバイ 私の60代

 この「暮らしを紡ぐ 異・職・柔・遊ぶ」のブログを書き始めて10年272のコンテンツになりました。10年一仕事というわけで店じまいをすることにします。これもけじめかなとおもいます。 バイバイ60代!私にとっての節目の季節に二人の師匠がなくなりました。9月には、カトリック教会の森一...