ジョンとヨーコ
1970年代を駆け抜けた二人のアーティストの結婚は、結構センセーショナルでした。
どちらかというとジョンよりヨーコの詩集「グレープフルーツ」に触発されていた20代の
私としては、ジョンはヨーコにインスパイアされたんだなあと思ってました。
「イマジン」のフレーズは、ヨーコの詩集のメーンテーマでしたから、ヨーコが先だ!
なんて思っていました。いつのまにか「イマジン」は、ジョンのものになり。ヨーコは、
ビートルズファンから恨まれる存在になってしまいましたが・・男なんてずるいなあと思い
ながら私の結婚生活が始まりました。ちょうど1980年。そのころジョンは、主夫業専
念。私の中のジョン株は、上昇中でした。そのジョンが5年ぶりにアルバム『ダブルファ
ンタジー』を出すというので最初の放送を待っていたところジョンの訃報が速報で流れたの
です。そのときのことは、今でも思い出されます。12月8日夜10時でした。アルバム『ダブ
ルファンタジー』を青ざめながら録音しました。まるで遺言を受け取ったような気持ちでし
た。「女はえらい、子供はかわいい、俺は、家族・家庭を知った。俺もまた、家族を守るた
めにはじめよう!」という希望に満ちた力強いメッセージがアルバムから伝わってきまし
た。ジョンのように家庭や家族を優先する男性は、今巷に溢れています。ジョンとヨーコの
ような夫婦もたくさん生まれています。なのにジョンとヨーコが叫び続けた平和がなかなか
やってこない。
平和の鍵を握る指導者たちも「イマジン」を共感をもって聞いていたにちがいありませ
ん。 ジョン・レノン80歳、ジョーバイデン78歳、トランプ74歳、菅総理71歳・・
ところで21世紀のジョンとヨーコたちは、今何を「イマジン」しているのだろうか。目先
の損得に惑わされ、氾濫する情報にふりまわされて「イマジン」することを忘れていないこ
とを願います。ジョン亡きあとのヨーコの活躍は、ご存知のとおり。やっぱり「女は、えら
い」しかしその彼女の活躍は、「ジョンの想い出」と家族を守る・平和のために戦うという
「戦線」に立つ夫婦の関係があったからこそと思います。「卒婚」という言葉を口にし実践
する人も増えている日本ですが・・・・。笑っていてよいのかな?
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