デスクトップの画面に散乱するファイル・段取りの悪い台所の流し・孫一が遊ぶリビング、マイデスクの引き出し・狭い歩道を往来する老若男女に参戦する自転車。 一転 テレビのチャンネルやインターネットのニュースに目をやると乱高下する株式市場・築地市場場外に群がる観光客 そして 戦場と化したシリア・錯綜するイラク・イラン・ドイツ・アメリカ・中国の政治的関係・波立つ南シナ海・スエズ・冬を迎える難民の日常生活・さらに大気圏外の宇宙ゴミ・地球赤道上空の季節風・天災、人災に逃げ惑う人たち「混沌」を押し寄せる波のように伝えるお正月のマスコミでした。そのせいか茶の間に流れる正月恒例のバラエティ番組や食通番組に食指はどうも動きません。
そんなとき「混沌にも秩序」お正月の新聞の一節に目がとまりました。どのような文
脈でこの言葉があったか覚えがありませんが今年の私の「テーマ」にしようかと思うく
らいのインパクトがありました。
私には『「混沌」に「秩序」を見る方法を見いだせ!』というメッセージに聞こえます。このメッセージの前提は『混沌には秩序がある』のでこれを信じないとその先には
いかないわけです。ほんとうに『混沌』に秩序があるのでしょうか。そこで思い出されたのがギリシア神話のパンドラの箱(壺)の話、プロメテウスが天上の火を盗んだ代償としてゼウスに災いの詰まった箱をもたされて地上に遣わされたパンドラがその好奇心からゼウスに持たされた箱をあけてしまったため災いと不幸が地上に解き放たれてしまいます。あわてて箱のふたを閉じたので箱に希望という名の蝶を残すことができました。というお話。 蝶が残っていることを信じたくなる今年のお正月です。
NASA Goddard Photo and Video
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