お盆に合わせてお墓参りに連れ出された孫一。自動車に自転車を積んでゆくことになりました。当然「雄羅野 ウータン」のぬいぐるみも一緒。広い墓地の一角をウータンを連れて自転車で乗り回した後、お墓の草取りとお掃除に参戦。おじいちゃんとお線香に火をつけるなど炎天下の中よく頑張りました。お参りも真似をして丁寧にお墓にお水をかけ、手を合わせてくれました。「はて これは何の儀式だろう?」 「墓石の下に何があるの?」怖がりの孫一にしては、死者・お化け、幽霊とお墓の関係は結びつかないようでした。
そんな夜に素敵な絵本を読みました。「わたしは、マリモ」2019年3月 マリモでくしろをもりあげ隊発行 http://marimo946.com
北海道阿寒湖にすむマリモのお話し、湖で暮らすマリモたちも風雪に耐えいつかおじいさんマリモが死んでゆきます。死んだおじいさんマリモは、たくさんの小さなマリモになって阿寒湖に生き続けるというお話し。死んで姿がなくなってもその子たちにつながってゆくイメージが伝わったようです。お墓の掃除をした孫一も、ぼんやりと死者との交流を感じたのでしょう。 おばあちゃんの読む日本語と英語の対訳を読むおばあちゃんのつたない発音を「しょうがないなあ」という表情ですなおに聞いていました。感想は「お話しが短い!」「続きはないの?」「マリモ見たいな。どこにいるの?」でした。
そういえば孫一もまたおばあちゃんのお母さんが亡くなった年に生まれました。
孫一は英語を話さないくせによく聞いています、絵本の中の「splish,splash,splosh」「flash,rumble,boom!」など調子のよいところは、特にニコニコ。まあるいマリモの
表情もそれぞれで楽しめました。寝苦しい夜、孫一は、北海道の阿寒湖の湖の底に
遊ぶ夢をみていることでしょう。
すでにipadで番組をチョイスし楽しむ5歳。読み聞かせの積み重ねは大きいものがあるといいます。環境に目を向けさせるテーマの絵本が増えてくるといいなあと思います。
孫一は、短いというけれど、おばあちゃんが読み聞かせるには、ちょうどよい量で、英語はリズムが良く読みやすい本でした。
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