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横浜 山手111館のテーブルデスプレイ |
日曜日に二人の老婦人をお招きして我が家でランチをしました。お二人とも母の友達です。3人の合計年齢は233歳になります。 母の一周忌も終わり気持ちにけじめもついたころです。お二人にとっても母とは同年齢でお互いの健康を気遣う間柄でしたのでさみしさもひとしおのことと思われました。お一人はご主人を亡くして一年 もうお一方は独身を通された方です。共通項は母と茶道というところでしょうか。それぞれが母を通して知り合いました。この日は牛肉たっぷりすきやきと私のつくった春野菜の含め煮ですませました。「お醤油とお酒、みりんとお砂糖、お水で割り下をたっぷり作っておくといいのよ」と母と同じように私を諭した後、お話の弾むこと弾むこと お一人は耳が遠くなられてから外出も億劫になってしまったといわれましたがご自分のこと、母のこと、茶道のお稽古このことをよく話されました。もう一人の老婦人もはっきりしたもの言いが潔く、滑舌もすばらしいので耳が遠くなられた方にとってもよくお話が聞こえていたのでしょう。お食事をしながら2時間楽しくすごすことができました。人生80を過ぎるとご自分の人生を振り返り言葉にしておきたくなるお気持ちが伝わってきます。お話をしながらご自分の終活の思いを語られるお二人に清々しさがありました。きっとよい人生の閉じ方をされるのではないでしょうか。頼もしく感じました。お二人ともお互いの人生に興味を持たれたことがお話を深いものにしていました。なぜ結婚に踏み切らなかったか。連れ合いがなくなってからの生活をどう楽しもうとされているか、茶道やお稽古事になんど助けられてきたことか。などなど私の話など木端微塵のごとく消えてしまいます。自慢話でも悲観的なお話でもお説教でもないほどよい加減のお話のお出来になるお二人です。母が亡くなってしまい身近に年長の身内が少ない私には貴重な存在です。私の知らない母もあり70代 80代の生き方ヒント集のような2時間でした。またこんな機会を作ってみましょう。ちょっとしたデイ・サービス気分ですが・・・サービスを受けたのは私のような・・・
いろいろな社会的なサービスが増え利用者もサービスを選択できる時代になってはきましたが身近にできるサービスにもっと頭を使ってもいいのではないでしょうか。60代はそんな頭の使い方をしてみたいと思いました。
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