2018年5月27日日曜日

紫陽花に馬が顔出す馬屋口 北原白秋




                 紫陽花にちなんだ俳句を探していたら北原白秋の句をみつけました。
     馬面と紫陽花の花の取り合わせが愉快です。馬屋のある風景が
     なぜか目に浮かびます。北原白秋という名のせいでしょうか。
      今日 日本ダービー 馬もいろいろです。

2018年5月25日金曜日

豊田市美術館のブリューゲル


ブリューゲル展を豊田で見ました。豊田は言わずと知れた世界のトヨタのお膝元.市内に入ると急に車が増え、高層ビルの少ない町と広く高く見える空は、アメリカの町を車で走っているような気がしてきます。
 高台にある美術館から市街と三河の山々が眺望できとても気持ちの良い空間です。気分転換にはもってこいの場所でしょう。
 きわめてモダンで洗練された空間で16、17世紀に活躍したフランドルの画家一族の作品群にまみえるのは、わくわくするものがありました。
 400年の歳月をへてなお鮮やかで透明感のある色彩に驚かされます。作品の脇に父・子・孫の説明がわかりやすく書かれています。
正面
豊田市美術館


美術館から庭の風景



ブリューゲル一族が大事に伝えてきたものをシェアしてもらったような豊かな気持ちになる
展覧会でした。ブリューゲルのほかにも豊田市美術館には、楽しみがあります。美術館の中は
彫刻の中にいるようです。白い壁と大きなガラス窓、不思議に仕切られた部屋、天井は、
たかいところあり、低いところあり、角を曲がると思いがけなく広がる広い空と庭。
 今回は、コレクションもよかったです。 ブリューゲルとは対照的な世紀末ウィーンのクリムトや
エゴン・シーレ、ココシュカなどの作品が並びました。ピカソ・マティス・クレーなどの御馴染みの
作品も、ここにあることがわかりました。すごい。そうした作品を人の気配にじゃまされずゆっくり
みることができました。
 そして高松次郎の点・紐、赤ん坊の影という作品、まぶたという壁面一杯に広がるインスタレー
ションと現代の作品も一同に会しています。短時間で16世紀から20世紀まで表現にこだわる人たち
の挑戦につきあったような気がします。
 豊田市美術館は7月16日の会期の終了後2019年6月まで改修工事のため休館になります。
それまでにもう一度くる機会があるといいですね。ブリューゲルが描いた農民たちが待っている
のではないかと思います。





              No.6,7の部屋では写真撮影ができました。











2018年5月20日日曜日

ヒデキ! 感激!! 




西城秀樹 63歳 訃報を知って・・・・
秀樹!より ヒデキ!と叫びたくなる私の
アイドルの一人でした。私はヒデキの髪型と
ながい手足を真似ようとしていた時期がありました。
  ベルボトムのジーンズ に白いTシャツをきていた
自分の学生生活を思い出します。
努力の結果手足の長さは真似できないということ
を知りました。私は女子校から進学しましたが、男女共学の環境は私を好奇心の塊に変えました。しかし「ヒデキ」のような男性に巡りあうことはありませんでした。妥協をおぼえたのも「ヒデキ」のおかげです。「ヒデキ」の華のある笑顔が好きでした。「華」一瞬の輝きで人を惹きつける力というか オーラというか。希望の光というか。光にあたると元気になれる。「アイドル」って10代 20代には欠かせない存在ですね。なりたい自分、なれない自分、それでも絶望しない希望みたいなことを教えてくれます。

  ヒデキ ありがとう! ヒデキノブンモ ワタシ ガンバル!

2018年5月13日日曜日

木の花

栴檀の花 

どむみりとあふちや雨の花曇り 芭蕉
栴檀の花=あふち(古名)香木の栴檀とはちがう。

 
石榴の花

花石榴また黒揚羽放ち居し 中村汀女

実になる石榴と花を楽しむ石榴の2種がある。





泰山木の花と木

泰山木離れて花のあまたみゆ 木津柳芽
泰山木咲いて潮の土佐の国  森 澄雄


 朝の散歩コースは、連休明け後は新緑から梅雨入りに向かって準備が始まっています。
ツツジ、シャリンバイ、ドウラン、もっこく、バラなど庭木も花の季節を終えました。
散歩道には生産緑地もいくつかあり、木々や庭木のほかに畑の様子もわかって
楽しいです。近年は温暖化のせいかどうかわかりませんが季節を目まぐるしいと
思うようになりました。気がつくと冬、気がつくと春というように。
目まぐるしいのは季節ばかりではありませんが。久しぶりに歳時記を開いて
夏の花鳥風月と俳句に目をとおしました。
「こんな時間が私にある。」 

2018年5月7日月曜日

孫一 鯖を読む



     ニンジャ修行中の孫一もこの4月からりんご組.
GWに家族で行った妙高高原。「苗名の滝」に近づく山道では、先頭をきって歩きました。途中つり橋でも恐れず、「すごいね」と声をかけると「ぼく5歳だもの」といいます。誕生月まであと半年。小さなサバを読みました。滝つぼ付近の岩場では、もちろん忍者ハットリ君になりきり滝をバックにポーズ。滝を見ているうちに「オシッコ」を催し、元気いっぱいの「鯉のぼりboy」でした。
 今年は妙高高原をドライブしていても人里で「鯉のぼり」を見ることができませんでした。やっぱりこの季節は空に泳ぐ「鯉のぼり」をみたいものです。
     

ゴールデンウィークの贈り物

白樺


苗名の滝(日本100滝)雪解けで抜群の水量!!

妙高高原スカイケーブル 野尻湖を臨む

妙高見晴台付近の残り雪 

黒姫と妙高

我が家の断捨離



   いよいよ我が家も断捨離モードに入ってきました。
  まずは 「夫婦それぞれのものはそれぞれで片付けて行こうという。」
   暗黙の了解のもと本や衣類や雑貨の段ボールが 積み重なっては消えて行きます。 消える先は それぞれの実家。 主のいなくなった実家に新たに仕事部屋を構築しているようなもので 仕事モードから 解放されているわけでもありません。
 本を仕分けしてゆくと自分の過越方が見えてきておもしろいものです。
 私の両親の時代には全集ものがよく編纂されていたようで、月給生活の 割にたくさん並んでいます。結局、私の実家の仕事部屋は親たちが読んだ本が追加されて断捨離どころでは ありません。
   「全集集め遺伝子」は、本からCDに標的を変え私のお宝CDは「古今亭志ん朝」全集とDVDの「爆笑 やすしきよしの漫才大全集」です。小さな字がよみずらくなったら威力を発揮するでしょう。近頃のバラエティーより笑えます。結局全集だけでなく読んだ本を綺麗に分けて並べてみると自然に残るものが見えてくるような 気がしているので断捨離は急がないことにしました。
 先日奥様がなくなられ所縁の方々がご自宅に集まってご夫妻を偲ぶパーティがありました。 書棚に並んでいる本の背表紙を見ながら伝わってくるものがあります。断捨離は、何を捨てるかではなく 何かを残すかということでしょうか。残された本の背表紙がご夫妻の静かな生活を伝えてくれているように思いました。

バイバイ 私の60代

 この「暮らしを紡ぐ 異・職・柔・遊ぶ」のブログを書き始めて10年272のコンテンツになりました。10年一仕事というわけで店じまいをすることにします。これもけじめかなとおもいます。 バイバイ60代!私にとっての節目の季節に二人の師匠がなくなりました。9月には、カトリック教会の森一...