いよいよ我が家も断捨離モードに入ってきました。
まずは 「夫婦それぞれのものはそれぞれで片付けて行こうという。」
暗黙の了解のもと本や衣類や雑貨の段ボールが 積み重なっては消えて行きます。 消える先は それぞれの実家。 主のいなくなった実家に新たに仕事部屋を構築しているようなもので 仕事モードから 解放されているわけでもありません。
本を仕分けしてゆくと自分の過越方が見えてきておもしろいものです。
私の両親の時代には全集ものがよく編纂されていたようで、月給生活の 割にたくさん並んでいます。結局、私の実家の仕事部屋は親たちが読んだ本が追加されて断捨離どころでは ありません。
「全集集め遺伝子」は、本からCDに標的を変え私のお宝CDは「古今亭志ん朝」全集とDVDの「爆笑 やすしきよしの漫才大全集」です。小さな字がよみずらくなったら威力を発揮するでしょう。近頃のバラエティーより笑えます。結局全集だけでなく読んだ本を綺麗に分けて並べてみると自然に残るものが見えてくるような 気がしているので断捨離は急がないことにしました。
先日奥様がなくなられ所縁の方々がご自宅に集まってご夫妻を偲ぶパーティがありました。 書棚に並んでいる本の背表紙を見ながら伝わってくるものがあります。断捨離は、何を捨てるかではなく 何かを残すかということでしょうか。残された本の背表紙がご夫妻の静かな生活を伝えてくれているように思いました。
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