日本のバレンタインデーの賑わいも感染症3年目に入る今年は、心なしか静かに思えます。店頭にならぶチョコレートもチョコレートよりおしゃれな箱がほしくなるものより、おとなしめなシックなデザインの箱が目につきます。消費者の好みも左右してしまうパンデミックです。
パンデミックは日常の生活の好みも変えてしまっているようです。「旅行したい」「外出したい」、「買いたい」「めずらしいものを食べたい」などの気持ちが抑えられてしまっています。 わたしのようなシニアは、なおさらで家で掃除をしたり、調理や読書、趣味に時間を使うことが多くなりました。ちょうど人生の変わり目とパンデミックが同期したように緩やかにライフスタイルが変わってきました。ストレッチも習慣になってきました。テレビの代わりに読書や音楽を楽しむ時間も増えました。
結婚後の子育て、共働き、遠距離介護、看取りの忙しく、気ぜわしい日々が夢のようです。季節の変わり目、年度末のこの時期のチョコレートは、たとえ義理であっても一時気分転換のきっかけを作ってくれるイベントでした。最近はチョコレート会社にお世話にならなくても自分で気分転換ができるようになり、 私の好みも「チョコレート」から「大福」に。
パンデミックが、もたらしたものは、多かれ少なかれ生活の変化です。生活の変化をポジティブにとらえられるよう個人も社会も努力しなければならない時期に入ったように思います。 ウィルスとの共生は、個人の価値観の変化に合わせた社会制度の見直しがなくてはなりません。大きく出れば、入国管理は、世界基準で、医療制度に公衆衛生を、終身雇用から柔軟な就労へ、社会インフラ従事者の待遇改善、教育へのリモートツールの活用と情報倫理教育・・などなど 身近なところでは、ソーシャルディスタンスに強いメンタル、手洗い・うがい・消毒の生活習慣、自分の健康は自分で守る。「何が起こるかわからないからベストを尽くそう」というスローガンですね。やりすぎない、ほどほどで短期決戦でなく持久戦に備える体力づくりと芸能を愛して日本人遺伝子の免疫力を高め、次なるパンデミックに備えましょう。 人生100年とすれば 私は、まだ2,3回は経験しなければなりません。柔軟な気持ちをもってパンデミックに鍛えられた若い世代にお世話になりたいと思います。「大福」片手にフィギア男子のネイサン・チェンの演技に色気を感じた私のバレンタインデーでした。
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