2014年1月29日水曜日

食いしばれ! 食いしばる! 食いしばり!!!

よく眠れることが健康の秘訣といいますが・・
窮屈な口の中
ここ数年 私は朝方の歯茎の痛みに悩まされていました。 朝方5時ごろになると 口の奥が痛みだして目が覚めます。どうも疲れがたまってきたなと感じるころに数日から数週間悩まされます。そういうときは歯科にゆくのも億劫であったり口実がずぐ見つかるほど忙しかったりするものです。口の中の痛みは朝起きだして食事の支度に入るころには収まってしまいます。
 還暦の歯の検診でも特に虫歯などは見つかりませんでした。そこで何かとストレスフルで体調が落ちる季節の変わり目の前に歯科でみてもらうことにしました。
 
レントゲンや歯周病チェックなどした結果 歯科医さんは 犬歯が丸くなっていることから食いしばりが原因ではないかと診断しました。歯ぎしりと同じように睡眠中に無意識に歯を食いしばって
いるようです。歯ぎしり同様 大なり小なり多くの人にあるようですがほっておくと頭痛・肩こり・歯周病などの原因になったりするようです。食いしばるとき歯は普段噛むときの5,6倍の力で噛んでいるいるそうです。これではたまりません。マウスピースを作って歯にかぶせ歯にかかる力をほかに逃がすようにするということでした。

 人間生きている限りストレスからは逃げられません。中枢性のストレスというからには睡眠中にも脳が活動して何らかのストレスを処理しようとしているのか臨戦態勢をとろうとしているのか。なんだか自分の身体がけなげに思えてきました。更年期によるホルモンバランスの変調からくる自律神経系のストレス、筋力の衰えなどからくる物理的ストレス 複雑な人間関係や仕事からくる中枢系のストレスと多くのストレスを抱えているのです。食いしばれ!!というときも 食いしばるときもそして意識しなくても食いしばり・・・・ 睡眠中だけでなく日中集中しているときも食いしばっているかもしれません。しばらくマウスピースのお世話になります。寝る前にゆっくりお風呂に入り、静かな睡眠をイメージして柔らかくゆったりした自分のイメージで自己暗示をかけながら羊の数でも数えてみましょう。

2014年1月28日火曜日

万歳 タイガース!!

みましたか? タイガース武道館ライブ よかったですねえ
何がよかったかというと45000人の中高年世代が一同に会してあの頃を思い出しているという姿です。思い出したくて集まっている人たちばかりだからそのオーラがTVを通して伝わってきます。あの頃とは 私 中学生か高校生 グループサウンズの人気に学校では「コンサートにはいってはいけません。」などの戒厳令がだされたほどでした。 タイガースとスパイダースが人気を二分している時期もありました。オックスやゴールデンカップスも女子中高生の絶大な指示を得ていました。私はどちらかというとスパイダースの「夕陽は泣いている」派でしたが。
 タイガースは解散して33年目に再結成してまた私たちの前にその姿を現したのです。武道館ライブをTVで見ながら月日の流れを感じているどころではなく眠っていたものがむくむく起きだしすっかり元気になりました。見終わってもまだまだわくわくしています。

タイガースとかけて 船盛のさしみととく そのこころは・・・
タイガースは自己主張の強かったジュリーとメンバーがそりが合わなくなり解散したとも聞いています。ピーのようにアイドルの生活に早々見切りをつけた人もいました。それぞれが私たちと同じような果敢な青年期を過ごしてきたはずです。今回ジュリーの音頭で再結成になったようですね。いろいろあったのでしょう。ステージはそんな憶測とは裏腹に彼らがタイガースというグループで共有した一番いいものがなんだったかを見せ付けてくれたように思います。
 33年のブランクを超えてこのようなステージを完成させた力と彼らの音楽の実力に頭が下がる思いがしました。あの頃グループサウンズを軽視したり評価できなかった大人たちがたくさんいました。だれが今の姿を予測することができたでしょうか。長い年月にはいろいろなことがあって別れはあって当たり前に思っていましたが「再会もありだ」と思いました。それぞれの音楽や人生に真摯に取り組んできたからこそ達成できたことに思います。タイガースは ほんとうのアイドルでした。タイガース万歳!! トッポの声に年月を感じる私です。「花の首飾り」はスパイダースが負けたと思った一曲でした。
 タイガースとかけて船盛のさしみととく そのこころは意気が命です。

2014年1月23日木曜日

お山の大将 この指とまれ!!都知事選


 はじまりました都知事選 これから17日間 東京都はなかなか賑やかになりそうです。
名古屋と東京の二重生活を初めて4年目 住民票は東京都です。都知事選の選挙権は
あります。さて立候補の顔ぶれをみると男性ばかり まだまだ女性が名乗りをあげるには
時期尚早というところでしょうか。お山の大将や陣取りは男性の得意とするところのようですが
庶民の生活を守るのはお山の大将でなくてもいいでしょう。
 お山の大将は大将でも声を張り上げたらみんなが耳を傾けたくなるようなビジョンと声の人が
いいですね。大将は遠くを見る目をもっていて先取りできる人陣取りがうまい人隙を見せない人
もちろん取り巻きに振り回されない器の大きさがなくてはね。

どうするとそういう人品豊かな人が生まれるのでしょうか。ある番組で曾野綾子さんが「勇気ある人」という言葉を使っていました。断念する勇気 待つことのできる勇気のある人がいいですね。選挙は名前の連呼で始まって連呼で終わってしまいますがひとつこの勇気の視点から候補者を見定めてみようと思います。


正太郎奮戦!! 私は自称若手落語家応援団

春風亭正太郎さんの「第4回春風亭正太郎の冒険」めぐろパーシモンホールに友人と
行ってきました。伝統芸能に続き若手応援イベントが続きます。こちらもなかなか
元気な二つ目の落語家さんです。

リーフレット 


「ふぐ鍋」は季節がら聞いて見て楽しい落語 ふぐにあたる怖さと食べてみたいという
好奇心のやり取りが面白おかしく語られます。「宮戸川」は 幼馴染がひょんなことで同宿し
つい手がのびてしまうという光景を恥ずかしながら語りました。聞いている方も恥ずかしく
なってしまいましたよ。最後「妾馬」 殿のお手つきになって男子出産のお祝いに呼ばれた
お女中のお兄さん ばりばりの江戸っ子で酔った勢いで泣き笑いながら妹のお女中の行く末を
案じ殿に気に入られるというお話。見栄っ張りで気短でおっちょこちょいの江戸っ子の兄さんと
おっとり構える殿さまを上手に演じ分けて見る方もついほろり・・・
 なかなか精力的に活動されている落語家さんでこれからも楽しみにしています。友達も誘って
楽しいひと時を過ごしました。正太郎さんだけでなく前座や演芸も楽しませてもらえます。今年は 前座の柳亭市助さんやマジックの伊藤夢葉さんでした。浅草・新宿・上野まででかけなくても楽しめるのがいいですね。ともかく荒唐無稽なストーリーで笑えるのはいいことです。
 正太郎さんの面白いところは 古典落語のはずなのに新作落語かと思わせるトレンディーな
話題満載の内容です。きっと古典すれすれの芸なんでしょうね。先輩のと聞き比べてみようかな
この噺がなぜ今に残るのか 考えてみるのも面白い。
 
 

2014年1月22日水曜日

白波五人男 悪党フューチャーする文化って何?

稲瀬川勢揃いの場 wikipedia[白波5人男」から転載
先月に引き続き国立劇場の1月伝統歌舞伎保存会の研修発表会を楽しみました。
演目は「廓三番叟」「弁天娘女男白波」と
音羽屋一門による大喜利のお楽しみつきでした。
主人公の白波5人男は江戸末期 
幕末の盗賊です。窃盗 殺し 万引き 
恐喝 前科の数だけ箔がつくといった
任侠の走りです。作者は河竹黙阿弥さん

 

    
 前科者が舞台で脚光を浴びてしまう社会って何?と今の正義感の強いおばさんたちは目くじらをたてたくなりますが・・・    ちょっとお待ち!!幕末 庶民の生活はいかがなものだったのでしょう。今のように情報が氾濫するわけではなくつましく生活する江戸の庶民100万人 政治のことだって今の私たちが知るほど庶民に見えているわけではありません。先行きも見えず不安なご時世、繰り返す火事・災害そういう庶民の娯楽の頂点に講談・歌舞伎があったわけです。花形役者が演じる前科者を見物の庶民は憧れというよりも「捕まってもいい、掟破ってもいい、 罪つくりでもいい、 精一杯元気でかっこよく生きようぜ」という作者のメッセージに共感していたのではないかしら? 
 前科者だけが罪つくりじゃありません。みんな傷をもつ人間同士 正義なんてくそくらえといった作者の人間洞察と心意気が感じられませんか。芝居に身をまかせる時間も 息詰まるような今の都会生活には欠かせませんわ。役者の品定めや芝居の良しあしを語る前に味わいたいですね。江戸庶民の心意気!!稲瀬川勢ぞろいの場 最後ポリスに囲まれて捕縛寸前にそれぞれが見得をきる。ここが見どころ 感じどころ 形がいいと見ている方も手をたたいて喜ぶことができます。どれだけ観客に手をたたかせられるかが芸の精進のしどころ。「見得きってる場合じゃないだろう」なんて無粋なことは考えない!!
 おばさんも 頑張るきれいな役者さんに ことのほか手をたたきます。頑張りが見えてしまう年頃なんですね。そこに頑張れなくなっている自分がいます。若いってうらやましい。還暦って頑張りの折り返し点ということかしら?
 

2014年1月21日火曜日

多摩川ウォーキング さあ 今年こそ!!


多摩川河川敷 遠くに武蔵小杉ビル群

 2014年が始まった。今年の目標は何といっても体脂肪28%達成 ただいま30% 正月記録です。
そんなはずはないないと思いつつ体重計の結果を受け入れないわけにいかなくなりました。さてどうしましょう。
毎日続けていたストレッチもこの年末年始ですっかりリズムが狂いました。ストレッチするには身体が固すぎます。
そこで ウォーキングを始めました。今のところ毎日朝1時間から2時間ぶらぶらしてきます。
ウォーキングのスピードも体脂肪燃焼には重要な要素ですが今の私には関係ありません。
ともかく身体を動かすことです。何か楽しみがないと続かないので最初はその楽しみを見つけるためのウォー
キングです。
 右方向が等々力 左方向が田園調布と好立地です。対岸にはゴルフ場・野球場・川崎のビル群が見え 
天気がよいと富士山・丹沢山系が見えてきます。河川敷は小学生だった50年前に比べればぐっと整備されて
おしゃれになりました。そのころの多摩川は公害汚染で 多摩川の魚が絶滅に瀕し二子橋は洗剤の泡で
ぶくぶくしてました。この50年のなんという都民の努力でしょうか。昔を知っているだけにしばらくぶりの多摩川
が愛おしく思えます。今は冬 河川敷もこのように寒々としていますがゆっくり歩いていると春の兆しを見つける
こともできそうです。
   

ハンバーグ 出番だよ

病床で聞く菅原洋一CD
        病床に臥せる人と過ごす時間は辛く重たく感じられることがあります。身内だからこそ
感じとれる思いもあるでしょう。特に終末期を迎えた身内との関わりはこの時しかない思いと終末期を受け入れたくない気持ちが重なって言い知れない不安定な気持ちになってしまいます。
ちょっとした病院スタッフの言葉を過敏に感じて強く反発してしまうのもそのためです。
 そんな自分の気持ちを抑え看取りの時間を過ごせる方法はないだろうかと考えました。母は88歳大正13年の生まれです。青年期は戦争でした。 江利チエミ ペギー葉山 ダークダックス
が戦後 新家庭といわれTVをはじめ少しづつ家電製品が増えてゆく結婚生活で耳にしていた
音楽ではないかと思います。音楽を聞く時間は病院で身体の自由の利かなくなった母にとって気持ちのよい時間になりました。個室だけでなく長時間病院のベッドで過ごす人が好きな音楽や懐かしい音楽を自由に聞けるようだといいのですが・・・、音楽の好みを探り当てるのこそ家族の役割は大きいですね。菅原洋一 昭和8年生まれ 愛称の「ハンバーグ」について母が失礼なあだ名をつけるものだと小学生の頃NHKの紅白歌合戦を見ながらつぶやいたシーンが思い出されました。その記憶を頼りにこのCDにたどり着いたのでここでご紹介させてもらいます。 

    ビューティフルメモリー 我が心の歌 80歳の私からあなたへ 

      「知りたくないの」「慕情」「ダニーボーイ」「思いでのグリーングラス」などはゆっくりで
     メロディアスです。60歳の私も口ずさんでしまう曲
      「さよなら」「今日でお別れ」「アメージンググレイス」はこのときの母と一緒に聞く
     元気は私にはありませんでした。
 

バイバイ 私の60代

 この「暮らしを紡ぐ 異・職・柔・遊ぶ」のブログを書き始めて10年272のコンテンツになりました。10年一仕事というわけで店じまいをすることにします。これもけじめかなとおもいます。 バイバイ60代!私にとっての節目の季節に二人の師匠がなくなりました。9月には、カトリック教会の森一...