2020年3月24日火曜日

沈黙の春 2020

コロナ・ウィルスが世界中を駆け巡っています。密集しない。換気している。口角泡を飛ばして話さなくてよい環境を探して買い物に出たり散歩したり図書館にいったりする毎日です。桜の咲くのが待ち遠しく、無観客の相撲がやたらと新鮮に楽しめ、世界の人たちのことを心配し、医療関係者の仕事ぶりに感謝、感謝の毎日でもあります。たくさんの人の犠牲の上に今の私の静かな生活があると思うと頭が自然に下がります。
 「おばあちゃん!」とライン電話に入ってくる孫一の声で頭が上がりますが。小学生目前の孫一、日曜日にはおじいちゃんに広場に連れて行ってもらってサッカー、自転車を乗り回し、家にいれば卒園式の歌を大声で歌って元気いっぱい。サッカーの久保選手の手洗い動画を見ているにも関わらずきっと手洗いは、ちょんちょんでしょう。
 自分の卒園アルバムの表紙の孫一の運動会の絵、よく見るとあります。あります。リレーの最終走者でトップを走った自分の姿。それもさることながら運動場のディティールへのこだわりに目をみはります。鳥の目をもつ孫一です。スティック人間は男の子の絵に共通しているようで、男の子の絵はみんな楊枝のような人が飛び跳ねています。スティック人間の口がみんなあいているのは、応援している様子なのでしょう。歓声が聞こえてきそうです。女の子の運動会の絵には画用紙一杯にスカートをはいたおさげのお人形のような自分が描かれていましたね。
 男の子も女の子も見たり、聞いたりしたことを表現する力が見えてきてそれぞれの成長を感じます。かれらの目にこの「沈黙の春」はどう映っているのでしょうか。世界中がコロナウィルスという共通の敵に向かって戦っていることをきっと感じているに違いありません。ぜひ人間の勝利をみせてやりたいとおもいます。
 

なかなか達筆・迷文です。

孫一作・命名「月のかけら」詩人でもあります。

  注:ブログの題名の「沈黙の春」は、レイチェル・カーソン 1960年代に環境問題を訴えたアメリカの生物学者の著作からとりました。著作は農薬の化学物質の危険性を説いたものです。今春は 花こそ例年のように咲いてくれますが、コロナウィルスのパンデミックに脅かされている欧州の街の画像は、花の咲かない季節のようです。一日もはやい終息を祈ります。


2020年2月20日木曜日

孫一 卒園カウントダウン


コロナウィルスが日本に忍び寄る中、孫一の保育園の節分は子供たちの「鬼は外」の歓声に包まれた模様です。今年の孫一は、鬼のお面を作りました。青鬼です。 黄色い△の鼻と大きな口、しっかりした角ともじゃもじゃの毛。きっと恐い顔をしながら作ったのでしょう。口をとがらせて真剣に顔を描いている姿が目に浮かびます。
 節分の鬼の登場で孫一は、正面から豆をぶつける役に手を挙げたようです。 昨年は泣いて先生の陰に隠れたのではなかったかな。年長組のおにいちゃんとしてはいいとこみせたいもの。
 残り少ない保育園、毎日孫一はいろんなものになりきり、ごっこ遊びを楽しんでいるようです。毎日お友達から贈られるお手紙には、字はつたないですがはっきりと
「また あかちゃんもーどになってあそうぼうね」 〇〇子より
「まごいちくん またきけんせいぶつごっこであそぼうね」 △△男より
と書かれていました。
きけんせいぶつって何?‼▽〇×?????
きっと鬼より怖いものを見つけたのでしょう。おばあちゃんも仲間に入れて!


2020年2月5日水曜日

マイルストーン(里程標)はどこに?

雪中遊禽図 伊藤若冲筆 絵葉書から 

オ シドリのようにいつも一緒に行動するとはいかない我家。好みも違い、どうして結婚したのか、お互いときどき首を傾げたりしています。結婚のきっかけは、結局勢いということになるのでしょうか。二人で外食を楽しむ趣味もなくそろそろ40年になりました。それでも共通の知り合いとなれば話は別、いそいそと二人で出かけてゆきます。少し先を行く先輩ご夫婦の姿には、学ぶものが太いにあるというもので楽しいランチのテーブルを囲むことができました。
 さて、令和日本の平均寿命は、83歳です。孔子は、70歳の自分の人生を振り返りマイルストーンの名言を残しましたが、現代人の人生80に当てはめれば 不惑は45歳、天命を知る57歳、耳順う69歳、己の欲するところに従い矩を超えない80歳ということになります。迷い続けた40代、天命を知らない50代、60代退職してやっと峠を越えたと思っていましたがほんとの峠はまだまだ先のようです。
 話は飛んで2種類の「先延ばし」のこと。2種類とは、「期限がある先延ばし」と「期限がない先延ばし」。宮使いから離れるとこの「期限」とは縁遠くなるというものです。それでも蟻族の悲しい性でしょうか、「期限」に追われていたい気持ちやいつか期限付きの仕事が回ってくるような気がしたりして、いまだ「期限のある仕事」に未練を残しています。「期限がある場合」は、土壇場でエンジンがかかり、その勢いでいろいろな仕事ができ、達成感を持つことができました。「期限」のお蔭です。もう土壇場、火事場の馬鹿力などないのは十分わかっているつもりです。
 問題は、「期限がない場合」。それを理由に遊び続けることもできます。 「遊びをせんとや、生まれけん」の境地にいたるか、「天命を知る」60代を過ごし、耳順を経て「己の欲するところに従い矩を超えず」となるか。まだまだどちらにも魅力を感じます。

2020年1月28日火曜日

令和2年 初場所

賜杯を待つ徳勝龍

 

 横綱二人の休場で思わぬ展開をした今場所は、平幕、幕尻徳勝龍優勝の大団円で幕を閉じました。徳勝龍の男泣きにおもわずもらい泣きのおばあちゃんです。
とかくチャンピオンやヒーロー、ヒロインがもてはやされる昨今。地道に努力されている人が思いがけないチャンスをつかんで躍り出ました。真向勝負の文句なし。痛快! 痛快!インタビューで優勝の感想を聞かれ、「自分が一番驚いている」とにじみでる人柄も好感がもてます。年末年始、内外のリーダーたちのニュースに振り回されてきた庶民には、ちょっとしたプレゼントになりました。今年も「こつこつ」・・・いきましょう。

2020年1月10日金曜日

負けるな! 林檎

 水害の長野の果樹園にお見舞いに行きました。仮住まいの中、果樹園と被災された家屋をみせていただき被災当時を追体験した思いで帰ってきました。周辺に山積した多量のゴミは、農業ボランティアの活躍もあってほぼ片付いていていました。穗保よりやや北側の地域でしたので道路も舗装され決壊箇所の修復も完成しているとのことでした。川沿いは広い地域にわたり工事中の旗やショベルカーが点在しています。雪空。雪が舞っていました。果樹園は、落とされた林檎で埋め尽くされています。「手で払って落としました。」といわれるご主人の声に力がなかったように感じました。おいしい林檎でしたので今年は口にできないとわかるとかえって恋しい味になるのが人情です。これだけの林檎がたわわになっている木の姿がみたいと思います。収穫寸前の果樹園を襲うなど自然とは残酷なものと改めて気づかされる思いでした。「被災から1週間がつらかった。」払い落とされた林檎と寒風が流れる根太だけになってしまった母屋の中で言い尽くせない重さを感じる言葉を聞きました。
 あれから4か月 家の改修のめどがたちつつあり、1月から今秋の収穫に向けて準備を始めようかというところとのこと。前進あるのみ! 私もまたお見舞いに来ますよ。
 もう近くの山々は雪化粧。暖冬とはいえこの地域が雪に包まれるのももうすぐです。雪をかぶって林檎の木の根が癒され、寒風で一日もはやく床下が乾燥して家の改修に入れますように。
 



2020年1月7日火曜日

賀正 2020年元旦


がまんが足りず船内からの初日の出 6:40ごろ
右上機影が迎えにゆく


厚い雲が光始めました。6:20ごろ

深大寺で
豊かで幸せな1年でありますように!

2019年12月26日木曜日

リアル・サンタ



 クリスマス おめでとう。と孫一からカードとダイオウショウ(大王松)の大きな松ぼっくりでできたツリーのプレゼントが届きました。私も今年は孫一に手編みの帽子を作って贈りました。ママがサンタからのプレゼントだといって渡してくれたのですが・・
孫一曰く 「おばあちゃんとおじいちゃんからのプレゼントだね。ほんとのサンタは
いつくるの?」 だまされません。孫一6歳にとってサンタは、親でもなくおじいちゃん・おばあちゃんでもなく、保育園の先生でもない、未知との遭遇なのでしょう。それをわくわくしながら待っています。それで腑に落ちました。送られてきた写真の帽子をかぶった孫一の顔がなんとも納得のいかないというふうだったわけが。
 世界中の子供たちが等しくサンタの訪問に恵まれますように。
 

2019年12月23日月曜日

地球★爆

 今年の災害は、昨年にも増して広範で大きなものになりました。押し流される家、濁流や土砂くずれの映像がいつまでも心に残ります。災害だけではありません。あおり運転の事件に代表されるような自己中心的な出来事が耳目を集めました。内外の指導者が、「何をめざしているのか?」選んだ国民の目が点になってしまうような出来事もひとつやふたつどころではありませんでした。
 
愛知県美術館の11月の「地球★爆」展は、まさに地球の未来に警鐘をならすような展覧会だったと思います。10人の画家による大共作展とあるようにそれぞれの作家の感性を結集したものでした。会場は、大作で埋め尽くされましたが、黒と白で構成されているということもあって疲れることなく最後まで見ることができました。
 キーワードは「戦争」「反戦」「原爆」「破壊」「宇宙」「彼岸」というところでしょうか。重いテーマでしたが洗練された画面は、戦争を知らない世代にも受け入れやすかったようです。作品の前で立ち尽くしている中学生・高校生の一群を見ることができました。
 私的には、山口啓介さんの原爆下の子どもの表情をアップにした象徴的な作品、
清水洋子さんの「枯野ー舟歌」「地球探し、ガリレオ計画」「大暗黒」坪井美穂さんの「イムラム・航海譚 島めぐり」「黒い雨」が印象に残りました。
 芸術家は予知能力を発揮することのできる人種だと思う事があります。 2010年秋に三島の大岡信ことば館で開催された宇佐美圭司展の「大洪水へ」という作品が思い出されました。翌春の3.11東日本大震災。
 




 地球★爆展は、10人の作家が今感じている「戦争の足音」なのでしょうか。『戦争を知らない世代が、戦争に敏感になること』が反戦につながることを感じさせてくれました。
 県美術館のコレクション展の50点近いオットー・ディックスの版画(1924)は、戦時中の生死にかかわる場面を刻んでいました。1986年のクリストの包まれた旧ドイツ帝国国会議事堂、ベルリンのためのプロジェクトの素描は、強い反戦の意志を感じるものでした。
企画展とコレクション展を両方見て回るのは、結構疲れるものですが「戦争」に引きずられて見て回ってしまいました。私も「戦争」「地球★爆」に危機感をもっているかもしれません。
 今年はいろいろ鑑賞する機会に恵まれましたがこれからに繋がり、共感できたMY BEST企画展のひとつでした。来年は、爆はバクでも、人の悪夢を食べる獏に活躍してもらいたいものです。 
 

2019年12月16日月曜日

翻訳が世界をつなぐ。


 年の瀬も迫ってきている今日この頃、年賀状を前に思案の一時です。今年もいろいろありました。今年を振り返ると元号が変わった5月からの出来事が多く思い出されます。日本だけでなく世界も同様に異常気象に翻弄され、株価はジェットコースターのように乱高下し世界経済の先行きは、見通しがもてません。要になるべき大国諸氏の「私」ファーストで我も我もの勢いになってしまいました。
  38年ぶりの来日となった教皇フランシスコの「日本のおもてなしや優しさは、格別であることは称賛されるべきものだが。世界を見渡して御覧なさい。日本の人たちには、もっと手を差し伸べる勇気をもってほしい」というメッセージが胸に残ります。
 訳:大野光子・Beverley Curran  & 栩木伸明
佐々木幹朗 詩集
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小春日和の大学の階段教室で聴講させていただいたアイルランド文学者・翻訳家大野光子先生の「翻訳がつなぐアートの世界ー英文学を学ぶ楽しさー」。大学1年生に向けたわかりやすい英文学入門のお話しでした。外国語を学ぶことは、相手の国の文化を学ぶことであり、翻訳を通して様々な出会いを得ることができる。翻訳とはそういう協働の仕事でもあることをご自身の翻訳の経験から アイルランドの詩人・日本の詩人・研究者から翻訳の詩に触発された美術家・音楽家との出会いをお話しされました。
 アイルランドが詩や文学をはぐくむ文化であることを知るとともに日本にも詩・文学を愛する文化のあることを思い出しアイルランドに親近感をもつことができました。
 最後に先生が学生さんたちに「身近で優しい絵本でもいいですよ。外国のお友達を見つけて一緒に翻訳に挑戦してごらんなさい」と語りかけられた事が印象的でした。「はじめの一歩」は、人生経験豊かなシニアの後押しがあって実現するように思います。
 毎朝ニュース「世界の窓」ばかりみている私には、世界はばらばら、崩壊寸前のように思えて暗くなるばかり。聴講して思ったことは、『他国の人の詩を翻訳する。日本の詩を紹介する。その国の人との協働による翻訳の仕事のように価値観や文化的背景の理解を深める仕事は、ばらばらの世界に調和をもたらす手がかりになるに違いない』ということです。アフガニスタンの中村哲先生の実践は大きな犠牲を強いましたが、中村先生もまた日々文化や価値観の違いを大切に生きられていたことと思います。ご冥福を祈ります。
 新しい年は、勇気を出して他国の人とのきっかけを作れる年になるよう小さな努力をしようと思います。まずは英語かな?オリンピックもあるし。日本人お得意のおもてなし外交に終わらず、文化や価値観を認め合うホントの外交をしたいものです。

 

12月の紅葉狩り 世田谷区 旧小坂家緑地

有形文化財 旧小坂家緑地


 
旧小坂家緑地の一角に終戦まじかの都心から横山大観が疎開していた。



2019年11月17日日曜日

五穀豊穣の祭祀

 今年は、外憂さておきという感の日本の秋になりました。近場のお寺もいまだ紅葉せず暖かい小春日和が続いています。巷は台風の傷跡ナマナマしく、行方不明者の捜索が続いています。報道される社会面の事件は、あおり運転を始め脅しや恐喝、詐欺、強盗殺人、
子殺しばかりです。スポーツ選手の活躍が唯一の救いのような昼のテレビ番組です。ビジュアルの刺激が強すぎるのは、年齢のせいでしょうか。ラジオが優しく思えます。
 外憂さておきの日本、令和元年の天皇即位の催しものも大嘗祭でひと段落、天皇家の
皆さまも一息つかれていらっしゃることでしょう。大嘗祭で改めて天皇家が日本の国の成り立ちに果たしてきた役割を考える機会になりました。
 私としては五穀豊穣を祈る祭祀の継承者という線をこえないようにお願いしたいものです。だれに? もちろん政府の保守系の方々にお願いです。王室交流は別としてだれを国賓にするかの責任は、時の政府にあるのでしょうから、よく考えてください。桜を見る会にお招きするわけではないのです。
 そして日本人の信心は、神道ばかりでなく、仏教、キリスト教、・・といろいろで節操は、ないのです。天皇家は、戦争終結の段階で国の象徴となりました。神道の宗主に合わせて国の象徴の役割を担われたので、無理があります。無理を承知したのは国民です。
国民も国民の代表の政府も慎重に天皇家のお仕事を考えないと天皇家の存続は難しい時代に入るでしょう。「日本は平和で寛容な国、歴史を継承できる国である」という象徴を正倉院にある貴重な文物や祭祀の継承とともに天皇家の人たちに担っていただけることを願っています。

孫美!誕生 

同じ日 孫一のところではクロアゲハが羽化しました。    次女の出産で 大阪にきています。生後まだ10日。右も左もわからないのは、若い親たちも同じです。「意外とわかってるな」と30数年前の記憶と孫一の時の記憶をたぐりながらおばあちゃんは、がんばって「子育て支援」の一端を担っていま...