2022年11月19日土曜日

おばあちゃん 大阪をゆく 大坂天満宮

 

天神様で有名な大阪天満宮 七五三のお参りでにぎわっていまし
た。孫美のかわいい着物姿がみれるといいなああ。 
 天満宮の歴史は、ふるく奈良時代孝徳天皇の難波宮の西北の守り
として立てられました。650年ごろのことです。その後菅原道真が
大宰府に下向するときによられ、旅の無事を祈願しました。
 903年菅原道真が亡くなり、50年後松の木がこの社の前に7本生えて毎夜光ったといわれます。飛梅といい、松の木といい菅原道真公は、なかなかの天神様だったようです。
 天神様と牛 なぜ牛? 菅原道真が誕生された845年は、乙丑(きのとうし)。道真公は、「人にひかせず牛の行くところにとどめよ」と遺言されました。墓所は、丑寅の方向に天神さんと丑の繋がりがこうして生まれたとのことで、境内に2匹の牛の彫像が鎮座していました。

 七夕神事も行われていました。星合池には、梅の花を模した皿が浮かんでいて梅玉を投げて出会いや運を占うというスポットがあります。今は枯れてしまいましたが大阪4大清水「天満天神の水」の湧水もありました。
星合池
 天満宮の主祭神は菅原道真公です。天満宮の紋は、かわいい梅鉢紋。菅原道真との関係は・・・ない。天神さん、天神さんと大阪庶民に愛され、神様に祀られた道真公と都落ちを強いられた才能へのオマージュなのでしょう。境内の梅の木も古く太くどっしりしてこの地に根付いています。

 天満宮で忘れてならないのは、6月下旬から7月25日までの約1か月行われる天神祭。京都祇園祭り、東京神田祭りとならぶ3大夏祭りです。25日の淀川船渡御は、一度はみてみたい祭りです。天神の神は、菅原道真公。天満は、★の事です。これで天神なのか天満なのか旅人は混乱しないですみそうです。

 京都は陰陽との関係で★にちなんだ旧跡がいろいろあって面白いのですが、大阪の
★は、陰陽ではなく近世天文学ではないでしょうか。というのも江戸後期この天満宮
近く御堂筋あたりに浅田剛立という天文ずきが「先事館」という天文塾を開いていま
す。緒方洪庵の適塾も徒歩圏内にあります。彼らもまた天神祭りを楽しみ、天神さん
に祈願をしていたことでしょう。
大坂メトロの情報誌「アルキメトロ」秋号特集「大阪ヒーロー推しの旅」で
理系ヒーローが紹介されていました。浅田セブンズ(浅田剛立・高橋至時・
間重富・中天游・緒方洪庵・橋本宗吉・山片蟠桃)といわれる理系ヒーローの
旧跡はこのあたり一帯にありました。

 やっぱり天神さんは、学問の神様のようです。 受験生よ集まれ!

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