2014年2月7日金曜日

ジョン・レノン フォウ・エバー

 最近はCDケースを開けて音楽を聞くという機会が少なくなりました。インターネットの環境を利用しようとすればCDを買わなくてもたいていの物は聞けるようになってしまいました。
 CDケースを片付けていたらジョン・レノン アコースティックというCDジャケットが目につきその古めかしさに惹かれてちょっとかけてみようという気持ちになりました。
JOHN LENNON ACOUSTIC 東芝EMI2004
私はビートルズ世代に遅れをとった世代になるので全盛期には巻き込まれませんでした。ビートルズというよりジョン・レノンであったりマッカートニーであったり、ジョージハリスンであったりとそれぞれが独立して活動を始める頃からそれぞれの音楽に魅力を感じるようになってきたしだいです。
 ジョンレノンの休業宣言の頃 私は結婚しました。主夫業に専念するといって音楽活動をほんとに休止してしまったレノンがすご~く素敵でした。というよりオノ・ヨーコがよかったのです。私自身は甘ったれの部類ですから家事をすることに????? どうして夫は家事ができないの? 仕事は外でするもの月給こそ生活の基盤という男女分業の歴史に大きな疑問を持ちはじめた頃の出来事でもありました。レノンが家事・子育て? これは何か私の知らない魅力が家事や子育てにあるのかもしれない。と家事・子育てを見直す気持ちにもなりましたが音楽活動復帰を目前にレノンは死んでしまいます。唯一レノンの休業・育休中の生活はCD「ダブル・ファンタジー」偲ぶしかありません。 子育て・家事の世界の魅力に気が付くこともなく私はサラリーマン生活をめざすことになるのですが 今のように退職して自由時間が多くなってみるとサラリーマン生活から解放され休業に入ったレノンの戸惑いもわかるような気がします。
 「ウォッチング ザ ホウィール」という曲の歌詞の中に「僕はただここに座って車輪を廻しているだけ ただ転がるのを見るのが好きなんだ」というのがあります。いろいろな役割から解放されるとそういう時間に恵まれる。自分が回るのではなくて回っているのを見つめてみたい。
 音楽活動に復活したら休業中に感じ見つめた事を歌にしてくれたろうに・・と思うと残念ですが
レノンが感じたことが何だったかを考える時間が今の私にはありそうです。

 
 
 

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