かっこがよければ かっこがつけばいいのです。形がとれないことへの恥の文化
花火だす |
「○○のおまんじゅう」「○○のおべんとう」「○○のお椀」・・・というこだわりも東京には多いですねえ。これは職人の多かった江戸の人たちが職人の技芸を大切にした名残と聞いています。「職人がひと肌ぬいで貢献する」ということに意気を感じる文化がありました。
江戸も3代住めば江戸っ子といいます。私も3代目 父の父は新潟長岡からの大正時代に上京してきました。その頃の東京の人口は約220万人。 今は約1330万人と言われています。東京は地方に出自をもつ人の多い土地柄かもしれません。横浜出身の母の実家は56代目が継いでいます。
何がいいたいかというと 形を大切にする文化は多様な人たちが助け合って生活する知恵のひとつじゃないかと思うからです。形やきまりを守ることでお互いの距離感を適度に保っていられるということです。しかし形にこだわり始めるとあいさつやもてなし、行事や祭式などいろいろな決まり事がやたらと多くなります。きまりがきまりを作っていつかきまりがないと生活出来なくなってしまっています。何か一大事が起きたときそれで大丈夫かしら????
富士山が爆発したり直下型地震に見舞われたら 何を一番大事にするかしら、どんな行動に出られるかしら、きまりを破って行動する勇気があるかしら?そんなときまで「見栄はっちゃう」ような気がします。「見栄はって」生き延びることができればいいですが・・・
きまりを破るためには本質がわかってないとできません。やみくもにきまりを破れるのは若いうち分別がでてくると上手にきまりから逃げ出して息抜きしたりもするものです。東京の人口は高齢化に大きく傾てきているといわれます。きまりを上手にかいくぐってしまう気質ばかりが残ることなく 人のためにひと肌ぬぐ昔ながらの江戸っ子気質も残っていってほしいですねえ。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。