2015年2月20日金曜日

見参! 見参! 今だからの心技体

 雨のそぼ降る2月の日曜日東京北の丸公園公園武道館に出かけました。60の手習いで始めた「なぎなた」のご縁で日本古武道演武大会のチケットをいただきました。こうした運動は頭でなくて身体で覚えるものと私は勝手に思い込んでいますがその身体が思うように動かなくなって久しく私はなかなか「なぎなた」がよくわかりません。運動を真似するだけではどうもすぐ飽きてしまいそうです。続かなくなる前に「なぎなた」を含め古武道なるものを知るのもいいかなと思い出かけることにしました。                                                                                     
 出かけてよかった。これでしばらく面白く続けられそうです。「なぎなた」だけでなく合気道、日本刀
など全国さまざまな流派があることもわかりました。演武会ではいろいろな流派の戦う形を見ることができます。
 
 演武会をみるのは初めての私にはちょっとしたカルチャーショックでした。鎖国日本の文化を改めて実感しました。日本が銃社会に陥らなかったのは鎖国のおかげとしかいいようがありません。敵を前にして作法を展開するなど名より実がほしい現代人には考えられない文化と思いました。
 しかし「なぎなた」の振り方を習うようになって思うことはこの形・姿勢や構えがなかなか身体の芯の動きにかなっているということです。そして相手を見据えるという態度と心構えを自然に身につけさせてくれるものです。流儀・作法はいろいろですが攻守という関係で成り立つ点はどの派も同じでしょう。人生下り坂に差し掛かった逃げ腰の私には古武道「なぎなた」が腰を守る体幹を鍛える最後のチャンスに思えてきました。ともかく1年は続けてみようと思います。

 お婆ちゃん的にはすでに歩き走り出すようになった孫一にぜひ剣道をと思います。真っ赤な胴着を着せ赤胴鈴の助になってもらい暴れたらカワイイでしょう。 ローン・レンジャーもいいけど 
ローンレンジャーにはお作法はないものねえ。 攻撃・戦いは人間の本能かと思います。作法などない戦いが鎌首をもたげている現在 将来を担う子供達には戦いにも作法があることを知ってもらいたいです。攻守の作法を考えることで鎖国の日本は人間のもっている攻撃性の矛先を変えて昇華してきたのだと思います。






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