小辰さんも正太郎さんも枕の話がとても今。若い二人の弥次喜多道中・四苦八苦ぶりから始まり、観客はいつの間にか江戸市中の長屋や風呂屋の前あたりにいることになりました。羽織をすっと後ろに引くのが合図です。
私はこの瞬間をいつも面白く感じます。古典の落語と枕の話、江戸と平成をどうやってつなぐか落語家の苦労のしどころかと思って聴いてます。うまかった。

正太郎さんは江戸も平成の時代も正直は幸せな出会いを導くというまっとうな感覚でつないでくれました。
さすれば古典も生きるというもの。二人のこれからの活躍に期待してます。
演目
湯屋番 春風亭正太郎
転宅 入船亭小辰
休憩
鋳掛屋 入船亭小辰
井戸の茶碗 春風亭正太郎
~春に舟~ 春は春風亭、舟は入船亭から
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。